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蓄電池コラム

蓄電池と電気自動車を蓄電性能から徹底比較

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近年では、自然災害時の停電や光熱費削減目的で家庭用蓄電池の導入を進める方が増加しています。蓄電池を導入している家庭であれば、万一の停電時にも蓄電池に貯めおいた電力を利用することも可能ですし、太陽光発電システムと連携させておくことで、長期的な停電が発生した場合でも安定した電力利用が可能となります。

しかし、家庭に蓄電池の導入を検討する際には、据え置き型の蓄電池と電気自動車で、どちらを購入するのか迷ってしまう人も少なくないようです。電気自動車と蓄電池を比較対象としてみる意味が分からないと考える人もいるかもしれませんが、実は電気自動車は乗り物として利用できるだけでなく、万一の非常用電源として自動車に貯めている電気を使用することも可能なのです。実際に、台風15号の影響で、広範囲に長期的な停電被害が発生している千葉県のニュース映像などを見てみると、炊飯のための電力を自動車から確保しているご家庭の映像が放送されているのを見た人も多いのではないでしょうか?

こう考えると、『非常用電源+乗り物』として利用できる電気自動車がとてもコスパが良いように思えますが、もちろんさまざまなデメリットも存在しているのです。そこで今回は、蓄電性能から見た場合、蓄電池と電気自動車であればどちらがいいのかを考えてみたいと思います。

電気自動車の基礎知識と蓄電性能について

それではまず、電気自動車の基礎知識と、蓄電池としてみた場合のメリット・デメリットから解説していきましょう。電気自動車とは、その言葉通り、電気を燃料として動く自動車の事です。通常、ガソリンや軽油を燃料とする自動車ですが、電気を燃料とする電気自動車は環境に悪影響を与える排ガスなどもないため、多くのメリットが存在しています。日本の自動車メーカーでは、日産が電気自動車の開発に力を入れています。

こういった電気自動車には、自動車を動かすために必要になる電力を貯める蓄電池が搭載されており、そこに蓄えられた電気は、家庭用としても利用できるのです。それでは、電気自動車を蓄電池としてみた場合のメリットとデメリットも紹介しておきましょう。

電気自動車を蓄電池としてみた場合のメリット

電気自動車には、一般的な家庭用蓄電池よりも容量の大きい蓄電池が搭載されています。長距離の移動を目的とする自動車ですので当然かもしれませんが、蓄電容量の大きさは、そのまま「電気を貯めて置ける量が多い」という意味ですので、家電を動かすと考えた場合、通常の家庭用蓄電池よりも長時間使えるというのがメリットとなります。ちなみに一般的な家庭用蓄電池の容量が「5.0~10.0kWh」なのに対し、電気自動車の蓄電容量は60kwhを超える用のものもあります。

電気自動車用のオプション設備には『可搬型EVパワーコンディショナ』というものがあり、これを用意することで電気自動車が移動用の大容量蓄電池に変身することが可能です。可搬型EVパワーコンディショナは、トランクに入るサイズのものもあり、万一の災害時には非常に心強い設備となります。なお、電気自動車を定置式蓄電池として利用する場合には、自動車のバッテリーから取り出した電気を家庭で使えるように変換する『V2Hシステム※1』が必要になります。
このように、電気自動車は乗り物としてだけでなく、移動可能な大容量蓄電池や定置式蓄電池のような役割もこなせることが大きなメリットとなります。

※1 V2Hシステムとは

V2Hシステムは、『Vehicle to Home』の略語で、電気自動車(EV)などに蓄えている電力を家庭で利用できるようにするシステムです。一般的な電気自動車は、家のコンセントから電気を貰って充電することは可能なのですが、その逆に家庭に電気を供給することは不可能です。しかし、V2Hシステムを備えている場合は、電気自動車に装備されている大型バッテリーを家庭の蓄電池として扱うこともでき、電力を供給することが出来るようになるのです。

電気自動車を蓄電池としてみた場合のデメリット

電気自動車を蓄電池としてみた場合のデメリットは、単純に本体価格が非常に高額だということです。さまざまな環境問題が話し合われている現在でも、なかなか電気自動車が普及しないのは、他のタイプの自動車と比較してもイニシャルコストがかかりすぎる…というデメリットがあるからでしょう。

さらに、電気自動車を蓄電池として利用する場合には、自宅の敷地内に自動車を止めて置けるスペースが必要になるということや、蓄電池利用に必要となる『EVパワーステーション』などの設備を整えるために、さらなる費用がかかってしまうなどのデメリットがあります。

つまり、蓄電池だけとしてみた場合には、非常にコストパフォーマンスが悪いのです。しかも、自動車として使えるという点でも、まだまだガソリンスタンドのような充電施設の整備ができていないため、ガソリン車のように長距離移動に適していないという自動車的なデメリットも存在しています。

家庭用蓄電池のメリット・デメリット

それでは、電気自動車と比較した場合の家庭用蓄電池のメリット・デメリットをご紹介しておきましょう。

家庭用蓄電池のメリット

電気自動車と比較した場合の家庭用蓄電池のメリットは、導入にかかる費用が格段に安くつくということでしょう。一般的な家庭用蓄電池であれば、設置工事費用を含めても80~150万円程度で購入できます。
また、太陽光発電システムと連携させることもでき、日々の光熱費削減効果は圧倒的に家庭用蓄電池に軍配が上がると思います。太陽光発電システムを導入していないご家庭でも、夜間の安い電気代を上手に利用するなど、光熱費削減効果のメリットは得られます。つまり、単純な蓄電池としてみた場合、家庭用蓄電池の方がコストパフォーマンスが良いというのがメリットです。

家庭用蓄電池のデメリット

電気自動車と比較した場合のデメリットは、一般的な家庭用蓄電池の方が蓄電容量が小さいので、同じ家電を使用すると考えた場合、電気自動車の方が長く利用できます。ただし、一般的な家庭用蓄電池でも、通常の家電を動かす程度であれば、丸1日以上持つものもありますので、そこまで大きなデメリットにはならないと思います。

電気自動車と家庭用蓄電池を比較してみよう!

ここでは、さまざまな条件において家庭用蓄電池と電気自動車の比較をしておきましょう。現在、家庭用蓄電池と電気自動車、どちらを導入しようか迷っている方は是非参考にしてみてください。

導入費用面での比較

電気自動車と言えば、日産のリーフや三菱自動車のアイミーブが有名です。これらの自動車を購入する場合、主目的としては蓄電池ではなく乗り物としてだと思いますが、国産車で300~700万円程度はかかってしまいます。ちなみにテスラ社の電気自動車となると1000万円を超える場合も普通にあります。この価格は、自動車としてみた場合でもかなり高額ですが、蓄電池として考えた場合、非常に高い価格だと言えるでしょう。さらに、自動車の電気を家庭で使用できるようにする『V2Hシステム』にも50~180万円程度の費用が必要になります。
一般的な家庭用蓄電池を購入する場合を考えれば、設置工事費用を含めても80万円~150万円程度で購入できますので、かなり負担は少なくなります。

蓄電容量での比較

電気自動車と家庭用蓄電池の蓄電容量を比較した場合、上で紹介したように電気自動車の方がかなり大きな蓄電容量を持っています。一般的な家庭用蓄電池であれば、「4~12kwh」の蓄電容量が主流なのですが、自動車の場合、日産のリーフで「24kWh~62kWh」とかなりの差があります。さらにテスラ社の電気自動車となると、蓄電容量が100kwh近くある自動車もあります。

蓄電容量の面で考えれば、電気自動車の方がかなり有利に見えますが、そもそも乗り物として利用することを考えた場合、使いたくても自動車が利用されていて使えないなど、利便性の面で不安があるかもしれません。

寿命の長さやランニングコストを比較

蓄電池も自動車のバッテリーも充電と放電を繰り返すことで、徐々に蓄電容量が減少していきます。電気自動車と家庭用蓄電池の寿命を比較した場合には、基本的に家庭用蓄電池の方が寿命が長いと言われています。
一般的な家庭用蓄電池の寿命を考えた場合、使用状況などによって異なりますが10~20年程度は現役で利用できると言われています。しかし、電気自動車の場合、走行距離10万キロでバッテリー交換が必要とされ、約5~8年程度で寿命を迎えると言われています。また、自動車の場合には、車検などのメンテナンスコストがかなり掛かってしまいますが、家庭用蓄電池の場合、導入後基本的にメンテナンスの必要がありません。

このようなことを考えると、運用面でのコストや寿命は家庭用蓄電池の方が多くのメリットがあると考えられます。

太陽光発電との連携は?

近年では、家庭用蓄電池と太陽光発電システムとの連携が注目されています。太陽光発電については、皆さんもご存知だと思いますが、太陽光のエネルギーを電気に変換するシステムです。しかしこの太陽光発電は、太陽が出ていない夜間や悪天候の場合には発電することが出来ません。そこで最近では、蓄電池を導入し、昼間の太陽が出ている間に蓄電池に電気を充電し、発電できない夜間は蓄電池に貯めておいた電気を使用するという生活スタイルを作る家庭が増加しています。この場合、家庭で必要になる電気のほとんどを太陽光発電で賄うことも可能になるため、大幅な電気代削減が期待できるのです。

それでは電気自動車の場合はどうでしょうか?電気自動車も太陽光発電で作った電気により充電することはできますが、そもそも乗り物として購入している自動車ですので、昼間は充電のために家においておくのでは自動車としての価値がありません。当然出勤などで日中は使用するという方がほとんどになるかと思いますので、「太陽光発電と電気自動車を連携させ家庭の電気を賄う!」などと言った使用方法は現実的ではないでしょう。
つまり、家庭を支える蓄電池の役割に専念させることを考えた場合、電気自動車では蓄電池の役割を果たせない可能性が高くなってしまうのです。

まとめ

今回は、家庭用蓄電池と電気自動車について、蓄電池の役割を持たせると考えた場合の2つの違いについて考えてみました。この記事でもご紹介したように、電気自動車は乗り物としての役割だけでなく、万一の際の蓄電池として利用できるというメリットがあります。さらに、一般的な家庭用蓄電池よりも大きな蓄電容量を持っているため、普通の蓄電池を購入するなら、「乗り物と蓄電池」2つの顔を持った電気自動車の購入を考えてしまう人がいるのも分かります。

しかし、上で紹介したように、電気自動車というものは、あくまでも乗り物としての役割が主目的となりますので、日常生活で使用する蓄電池としては、デメリットがかなり多いのも事実なのです。家庭用蓄電池と電気自動車、どちらを購入するか迷った場合には、自分のライフスタイルをよく考えて、本当に蓄電池の役割を自動車に任せることが出来るのか検討しなければいけません。特に、電気自動車は、蓄電池として考えた場合には、かなり高額な費用となってしまうと思います。

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