蓄電池をオール電化住宅に導入するメリットとデメリットを詳しく解説

蓄電池をオール電化住宅に導入するメリットとデメリットを詳しく解説

近年、電気の自給自足の重要性が高まっています。特にオール電化住宅に住んでいる方にとって、高額な電気代や災害時の停電は深刻な問題。そこでおすすめしたいのが家庭用蓄電池の導入。蓄電池を導入することで、オール電化住宅の弱点を克服できることをご存知でしょうか。そのメリットは二つ。一つは日中の高額な電気料金を削減。蓄電池に昼間に発電された電気を蓄えることで、夜間の電力使用に利用できます。もう一つは、災害時に停電しても蓄えた電力を利用できるため、生活の安定性が向上します。その反面、蓄電池の設置費用がかかったり、定期的なメンテナンスが必要になるなどのデメリットもあります。この記事では、オール電化住宅に蓄電池がおすすめの理由とメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

目次

オール電化住宅に蓄電池を導入するメリットとデメリットとは?

オール電化をすでに導入されてる方、これから導入を考えている方にも、蓄電池を導入することを強くおすすめします。おすすめする理由は何か、蓄電池についての解説や導入することで得られるメリットとデメリットとともにご紹介します!

蓄電池の簡単な解説

蓄電池は、充電して繰り返し使える二次電池のことで、一般的にはバッテリーとして知られています。身近なところでは、パソコンやスマートフォンなどにも使用されていますね。家庭用蓄電池は太陽光発電で得た電力を蓄えることができ、容量の大きいものを選べば、最大で10時間以上電力を供給が可能です。

オール電化住宅に蓄電池を導入するメリット

蓄電池導入には数多くのメリットがあります。以下で具体的に解説していきます。

電気代を削減できる

在宅勤務が増え、日中の電力消費が増えたため、従来の電力会社のプランでは夜間が低額となっていることが一般的。このままでは家計に負担がかかるので、蓄電池を導入すれば夜間の低額時間帯に充電することができます。昼間に使用する電気をあらかじめ蓄えるので、電気代を削減することができるわけです。

屋内でも設置可能な柔軟性の高さ

蓄電池の設置場所に関して、サイズ的なことから屋内での設置に不安を抱える声もあるようです。しかし実際には、蓄電池の設置にそれほどスペースを必要とないのをご存知でしょうか?容量によりますが、屋内専用のコンパクトなサイズの蓄電池も存在するためですね。設置に必要なスペースは、空気清浄機を設置するのとほぼ同じ。そのため、屋内でも蓄電池を柔軟に設置することができます。

非常時の停電に大活躍する

日本は災害の多い国のため、災害時には停電になる可能性が非常に高くなっている。そのことを実感されている方は多いのではないでしょうか。オール電化住宅だと停電してしまうと、暖房設備やお風呂などあらゆるものが使えなくなります。そう言うことに備え、普段から蓄電池に電力を蓄えておけば、非常電源として活用できるので大きな安心感につながるわけです。

地球環境への貢献が可能

地球温暖化など環境問題がますます深刻化している中、温室効果ガスの排出を大幅に削減することは、未来の豊かな地球を守るために重要です。オール電化住宅では、太陽光発電などクリーンなエネルギーを利用することが可能です。このような持続可能なエネルギーの利用は、地球環境への貢献となります。

オール電化住宅に蓄電池を導入するデメリット

蓄電池はメリットが多い一方で、デメリットも存在します。蓄電池の導入を検討するときには、デメリットもしっかりと認識することが大切になるので順番に見ていきましょう。

導入には設置費用が必要

蓄電池の価格は初期の頃に比べて安くなってはいますが、一般家庭にとってはまだ負担が大きいと言わざるを得ません。しかし、政府は国内での蓄電池の普及を目指し、2030年までに家庭用蓄電池の販売価格を1kWhあたり7万円(工事費込み)にする目標を掲げています。また、国の補助金制度を活用することもできるので、家庭用蓄電池の購入がさらに容易になる見込みです。蓄電池の価格が改善されることで、オール電化住宅に蓄電池を導入する費用面のハードルが下がり、より多くの家庭が導入できる可能性がでてきています。

蓄電池の設置にはスペースが必要

蓄電池の設置には屋内と屋外の両方のタイプがありますが、屋外に設置する場合は適切な場所の選択が大きなポイント。直射日光の当たらない場所や高温多湿な環境を避けないといけません。さらに海岸付近や雪の多い地域にお住まいの方は、塩害や雪害といった要素も考慮しなければなりません。オール電化住宅に蓄電池を導入する際には、設置スペースの確保に注意が必要です。

蓄電池は寿命がある

蓄電池には、家電製品と同様に寿命があります。現在の蓄電池の寿命は約15年とされており、その期間が経過したら交換が必要。蓄電池の寿命は専門的な知識や管理によって延ばすことも可能ですが、適切なタイミングでの交換を考慮する必要があります。

定期的なメンテナンスの必要性

蓄電池の正常な機能を維持するためには、定期的なメンテナンスが必要です。しかもメンテナンスには専門的な知識や時間、費用が必要となるため、適切な管理とメンテナンス体制の確立が求められます。定期的な点検や清掃、電池の充放電の最適化などを行うことで、蓄電池の性能を最大限に引き出し、寿命を延ばすことができます。また、異常な動作や故障の早期発見にも繋がります。これにより、蓄電池の効率的な運用と長期的な性能維持を実現できます。

オール電化住宅に適した蓄電池の容量は?

オール電化住宅には、どれくらいの容量の蓄電池が必要なのでしょうか?以下で解説します。

蓄電池の導入を考える際のポイント

家族の人数や日中の在宅時間、特にどの時間帯に最も電力を使用するのかなど、生活スタイルを考慮することが重要です。これにより、適切な蓄電池の容量や機能を選ぶことができます。

エコキュートなどの家電製品との連携を検討する

オール電化住宅ではIHクッキングヒーターやエアコン、エコキュートなど、すべての家電が電化製品です。蓄電池との連携を考える場合、必要なのは「200V対応」の家電製品です。これにより、スムーズな電力供給と効率的なエネルギー利用が実現します。

導入予算を検討する

予算の範囲をしっかり把握することも大切になってきます。予算を考慮しながら適切な蓄電池の選択や設置工事を検討しましょう。

家族構成や生活スタイルを検討する

家族の人数や日中の在宅時間、特にどの時間帯に最も電力を使用するのかなど、生活スタイルを考慮しないといけません。そうすることで適切な蓄電池の容量や機能を選ぶことができるようになります。

太陽光発電の容量とシステムを確認する

もし既に太陽光発電が設置されている場合は、その容量や使用しているシステムを確認しましょう。環境条件によって異なるため、オール電化住宅に蓄電池を導入する際には、太陽光発電の容量と互換性をしっかり調べることを忘れないように。

1日の平均の電力使用量と必要な蓄電池容量

家庭での電力使用量を考えて、蓄電池の容量を選ぶことは重要になってきます。

下記の表をご覧ください。1日の平均の電力使用量が10 kWh以上であることがわかりますね。

※ここにテーブル

このことから一般的な家庭では、9kWh以上の容量の蓄電池を導入することが理想的です。ただし、ライフスタイルに合わせて適切な容量を選ぶことが重要であり、必ずしも大容量や高価な蓄電池を選ぶ必要はありません。

オール電化のメリットとは?

蓄電池を導入するメリットに加えて、オール電化住宅そのものの利点も確認しましょう。

火を使わずに安全な調理や給湯が可能

オール電化住宅では、火を使わずに調理や給湯が行えるため、火災リスクの点で大きなメリットがあります。ガスコンロではなくIHクッキングヒーターが採用されており、電気と磁力を利用して調理器具を加熱します。また、エコキュートも火を使用せずに空気を利用してお湯を供給するので、一酸化炭素中毒のリスクを低減できます。ただし、長時間、空の調理器具をIHクッキングヒーターに置いたままにすると火災の原因になる可能性があります。また、漏電やその他の事故のリスクもありますので、定期的な点検を専門業者に依頼することも重要になります。

光熱費の一元化

オール電化住宅では、光熱費を一つにまとめることができます。ガスを使用しないため、ガスの契約手続きや基本料金の負担が不要なのも便利ですね。通常、ガスと電気にはそれぞれ基本料金がかかりますが、オール電化住宅ではガスの基本料金負担を回避できてしまいます。これにより、手続きの手間や基本料金の節約など、オール電化住宅は光熱費の一元化による多くのメリットを受けられます。

災害時にはエコキュートの貯水機能が活躍

災害時には停電や断水が発生することがありますが、オール電化住宅のメリットの一つとして、エコキュートの貯水機能を活用できます。エコキュートのタンクには生活用水を貯めることができます。日本は地震や台風が多く、長期間の停電や断水も懸念事項です。そのため、非常用水を備蓄するだけでなく、エコキュートを通じて日々の生活用水も確保することが重要になります。エコキュートの貯水量は製品によって異なりますが、最小でも370リットルのタンクを選択できます。1日あたりの生活用水の必要量は1人あたり約10リットル程度であり、3人や4人家族でも1週間から10日間程度の水の確保が可能なのも大きなポイント。災害時にはエコキュートの貯水機能が頼りになるわけです。

オール電化のデメリットとは?

オール電化住宅には知っておくべきデメリットも存在します。

住宅設備の設置コストが高額

エコキュートや200V対応の暖房機器などの設置コストが一般の住宅に比べて高額であること。例えば、ガス給湯器の設置費用は15万円から40万円程度ですが、エコキュートの設置には40万円以上かかってしまいます。また、ガスコンロの設置費用は6万円から25万円程度ですが、IHクッキングヒーターは20万円前後が一般的です。オール電化への切り替えを検討する際は、予算や見積もりをしっかりと確認し、費用を適切に見積もっておくことが必須なのは言うまでもありません。

IH非対応の調理器具は使用できない

IHクッキングヒーター非対応の調理器具を使用できないことも、オール電化のデメリットの一つです。土鍋や陶器製の調理器具、アルミや銅製の鍋などはIHクッキングヒーターでは使えないことは言うまでもありません。幸いにも今は多くのIH対応の調理器具が出てきていますので、選択肢は広がっているみたいですね。

停電時には全ての住宅設備が使用できない

停電が発生すると、オール電化住宅では全ての住宅設備を使用することができません。ガスと電気を併用している場合、停電時でもガスコンロやガス給湯器を使用できますが、オール電化ではその利点はありません。でも家庭用蓄電池の導入により、停電時でも冷蔵庫や電子レンジ、照明設備などを稼働させることが可能になります。また、太陽光発電との組み合わせで持続的に電力を供給できます。オール電化への切り替えや既にオール電化住宅に住んでいる場合は、蓄電池や太陽光発電の設置を検討することもおすすめします。

太陽光発電と蓄電池を導入して、さらに快適なオール電化住宅を実現しよう!

オール電化住宅では、蓄電池と太陽光発電を同時に導入することで、さらなる快適さと利便性を実現できます。蓄電池は省エネと電気代削減の があり、太陽光発電と組み合わせることで自給自足の電力供給が可能となります。これにより、昼間に発電した電力を蓄え、夜間や停電時に利用することができます。節電やエコ活動の一環として、多くの方が太陽光発電と蓄電池の同時導入を検討しています。

オール電化住宅の特性に合わせて、太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、電力の自給自足や安定した電力供給を実現し、より快適な生活を送ることができます。すでにオール電化住宅にお住まいの方はもちろん、これから導入を考えている方も蓄電池と太陽光発電の同時導入を検討してみてください。

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